スヌーズレンというお部屋

Snoezelen(スヌーズレン)とは、Snuffelen(クンクンとあたりを探索する様子)と、Doezelen(うとうとと気持ちのいい様子)、この2つを掛け合わせた造語で、もとは1970年代にオランダで重い知的障がいがある人の余暇活動として始まりました。 光・音・匂い・振動・触覚の素材などを用いて五感を刺激する、Well-beingを目的とした活動です。
スヌーズレンの実践とは、心地よい感覚刺激(光・音楽・触感・香り・視覚・聴覚・触覚)に満たされたリラックスできる物理的環境で、障がい(児)者自身が自分で選択し、自分自身の時間を持つこと。そして援助者はそれに寄り添い、互いの感じ方や喜び・安らぎを共有することです。

もともとは、重度の知的障がいを持つ人々とのかかわりの理念として、1970年代にオランダの知的障がい者施設で障がい者の心のケアとして考案されたものですが、スヌーズレンは、治療法でも教育法でもありません。 どんな人でも、ありのままの自分が受け止められ、自分で選び、自分のペースで楽しむための人生の大切な時間がテーマになります。 その大切な感覚を共有・共感する空間作りとして、今では知的障がいを持つ人々の分野だけではなくさまざまな分野へと広がっています。
ココペリでは、その人にとって心地よい感覚認識を通じてアプローチすることで、思考・感情・行動を変化させていくセラピー的な存在“Snoezelen Room"を設置しており、児童発達障がい児のコミュニケーションや感覚認識を大切にしていきます。
クールダウンのお部屋としても大活躍で、子供たちには☆キラキラの部屋☆として大人気です。 忙しい日常から離れた、有意義で贅沢なくつろぎの時間をどうぞ楽しんでください。

ココペリスタッフの想い

★ママと子どもが触れ合いながら過ごす空間作り
★言葉ではない親子のコミュニケーションを深めること
★育てる喜び・不安を人と分かち合える環境・・・などなど

しかし、誰もがくつろぎやすい空間を作り出すスヌーズレンと言われていますが、暗い空間が怖くて泣き出す子も・・・
でも、でも、それでもOKです!大事なのは、ママに抱きしめられて泣くこと。そして、周りの人に見守られること。その温もりが、人生のいろいろな場面で支えとなり、糧となってくれるはずです。
言葉や理屈では説明できない、目に見えない大きなものに守られる感覚。この記憶は、大人たちが子どもたちへ、ママから子への最高の贈り物になると思います。そんな想いを込めた特別で非日常な空間で贅沢な時間を過ごし、子どもたちの活動の中で動と静の切り替え(onとoff)が上手に出来るようになると良いですね。

ページ上部へ戻る